2016.10.04今月のメディカサイト特集
離れた暮らす家族をサポート 高齢者見守りサービス
超高齢社会の日本。高齢者の一人暮らしや高齢者だけの世帯が年々、増えてきています。
高齢の親のことが気になりつつも、仕事の都合などでお世話ができないという葛藤を抱えながら過ごしている人も多いのではないでしょうか。
そんな中、注目を集めているのが「高齢者見守りサービス」。
代行者や身近な機器が代わりとなり、遠くで暮らす大切な家族を見守るサービスで、いくつもの企業がさまざまな展開をしています。
人が見守るサービス、機器が見守るサービス、そして人と機器が見守るサービス。どのようなものがあるか、みていきましょう。
【 郵便局 】 郵便局の社員が月1回、親御さんのご自宅を訪問する「みまもりサービス」。 生活の様子を確認してその結果を家族に報告します。 また、毎日同じ時間帯に電話がかかってくる「みまもりでんわ」は、その日の体調を親御さんが電話機の1・2・3から選んで押すと、家族に体調メールが届くサービスです。 https://www.post.japanpost.jp/life/mimamori/ |
【 株式会社こころみ 】 専属のコミュニケーターが初回時に親御さんを訪れて顔見知りになることからはじまる「つながりプラス」。 その後、同じコミュニケーターが週2回電話でお話をし、内容を家族にメールで知らせる会話型の見守りサービスです。 顔見知りになったコミュニケーターのため、会話もスムーズ。 会話内容をそのままリポートするので、親御さんの暮らしぶりなど気になる情報が分かります。 https://tsunagariplus.cocolomi.net 【 株式会社ダスキン 】 |
|
【 セコム株式会社(SECOM) 】 見守られる方のご自宅の生活導線にセンサーを設置。一定期間、動きがない場合は異常信号がセコムに送信され、警備員が駆けつけます。 家の中で携帯できるペンダントタイプの救急通報サービス、月1回の電話や訪問サービスもあります。 また、専用端末を利用する「セコム・マイドクタープラス」では家の外からの救急通報にも対応しています。 http://www.secom.co.jp/homesecurity/plan/seniorparents/ 【 綜合警備保障株式会社(ALSOK) 】 |
【 象印マホービン株式会社 】 無線通信機を内蔵したiポットを使って見守る「みまもりほっとライン」。 ポットは毎日、一定の使い方をするものなので、生活リズムや体調の変化を知らせるサインになります。 見守られる方は通常のポットと同じようにボタンを押すだけ。 ポットを使用すると、家族のメールに使用状況が送られ、さりげなく見守ることができます。 http://www.mimamori.net 【 シャープ株式会社 】 |
|
【 株式会社パワーエレック 】 消費電力で見守る、見守りコンセント「WiFi-Plug」。 テレビなど家電の消費電力をサーバーへ送信、見守られる方の不自然な電気使用パターン(長時間ON/OFFなど)を検知してメールでお知らせします。 価格も安く、専用機器も工事も不要で簡単に設定できます。 また、電力で見守るため、プライバシーも守られます。 http://www.powerelec.biz 【 株式会社NTTドコモ 】 【 株式会社ヤマダ電機 】 |
各自治体でも一人暮らしの高齢者や高齢者のみの世帯を対象にした事業を展開しています。 お住まいの各自治体にご相談ください。 例)松山市の緊急通報体制整備事業 https://www.city.matsuyama.ehime.jp/kurashi/fukushi/korei/koureishakazoku/kinkyuutuuhou.html |
いろいろな見守りサービスが登場していますが、操作が複雑、初期工事が大変、費用がかかりすぎるなど、実際のところあまり普及していないものもあります。 |
見守りサービスによって、遠く離れている家族の心の距離をもっともっと縮めることができればいいですね。 |