2015.06.12しあわせごはん
『第22回しあわせごはん お肉とろーり!誰もがおいしく食べられる チキンカレー』
第22回しあわせごはん
http://www.medica-site.com/happycook/index_n022.html
鶏肉 ・・・ 適量
玉ねぎ ・・・ 適量
人参 ・・・ 適量
メークイン ・・・ 適量
グリーンピース ・・・ 適量
ルウ ・・・ 適量
水 ・・・ 適量
※市販のルウに掲載されている分量に合わせる
1. 鶏肉と野菜はレンジで10分程蒸す。
2. 蒸したときに出た汁と一緒に水を入れ、1.と一緒にして温める。
3. ルウを入れて、とろみがついたら出来上がり。
■“そのままの形”を楽しんでもらうソフト食
今回のシェフ小河原さんは、「どうすれば利用者さんにもっと食事を楽しんでもらえるか」 を常に追求しています。
そこで、辿りついたのが「食べ物は、“そのままの形”でいただくのが一番」ということ。
ミキサー食や刻み食では、一度食べ物をペースト状などにして、再度形をつくることが多いのですが、そうではなく、本来の形を崩すことなく、やわらかい食事をつくる方法を考えました。
その方法とは、「ひたすら蒸し続ける」こと。
柔らかくしようとすると、ぐらぐら長時間湯がくイメージがありますが、湯がきすぎると栄養素が抜けてしまい、形も崩れてしまいます。
そこで、スチームコンベクションオーブン(以下スチコン)をつかった独自の蒸し料理を思い付いたのです。
スチコンは、スチーム(水蒸気)とコンベクションオーブン(熱風)の量を設定して調理を行う多機能加熱調理機器。
「焼く」「煮る」「炊く」「炒める」「揚げる」「茹でる」「蒸す」「温める」などの加熱調理ができます。
To-beでは、コンロを使うのはお茶や調味料を沸かすときだけ。
それ以外はすべてスチコンを使います。
この肉巻きもスチコンでつくったもの。
見た目は普通の肉巻きですが、箸を入れると簡単に切れて、口の中でとろけます。
炒り卵もスチコンでこの通り。
ボウルに入れた卵を何度か温めて→かき混ぜてをくり返すだけで、ダマのないキレイな炒り卵ができます。
■ 提供の仕方にも工夫がいっぱい!
スチコンを使った料理は、吹きこぼれや、焼きすぎなどがないので、セットさえすればとっても簡単!
誰がつくっても同じクオリティで提供することができます。
ただ、普通の調理器具ではないのでレシピを考えるのがなかなか困難。
スチコンの特製を知り尽くして、使いこなさなくてはなりません。
そして、時間配分なども事前に考えなくてはなりません。
頭脳派の料理なのです。
今回のメインであるチキンカレーも、作り方はとっても簡単!
材料を100度で10分蒸します。
その際に受け皿を使って汁をとっておき、その汁と水、ルウ、蒸した材料を入れて2時間ほど保温するだけ。
放っておいたら出来上がりです!
蒸すことでお肉もトロトロ!
しゃもじで簡単に切ることができます。
見た目は全く変わりませんが、嚥下が難しい人でも食べられるチキンカレーの完成です!
蒸した際に出る汁も一緒に入れているので、素材のすべてをムダなく使えているということ。
野菜や肉が持っている旨味が溶け込んでいるので、調味料は少なくて済みます。
ちなみに今日の献立は
チキンカレー、コンソメスープ、春キャベツと小エビのミモザサラダ、きゅうりのドレッシングあえ、福神漬け。
栄養たっぷり、つくるのも簡単、そして誰もが食べられる、To-be自慢のオリジナルレシピです。
※嚥下が難しい人にはごはんを柔らかくするなどの工夫をして出しています。
介護付有料老人ホームTo-be
伊予郡砥部町麻生51-1
TEL 089-969-0085
FAX 089-956-6675
>> 介護付有料老人ホームTo-beさんの施設紹介ページ
http://www.medica-site.com/shisetsu_detail.php?recid=767