2015.05.19今月のメディカサイト特集
『こどもの笑顔が一番のリハビリ!? お年寄りとこどものコミュニティ空間』
こどもたちが自由に行き交うデイサービスがあるのをご存知ですか?
昨年12月にオープンした「デイサービス小梅」には、スタッフのこどもを預かる「事業所内託児所」があるのです。
こどもとお年寄りが自然とコミュニケーションを取れる空間・・・
そこには、「ママが安心して働ける職場」としてはもちろんですが、それ以上の深い意味がありました。
お料理をしている人、折り紙をしている人・・・それぞれに好きな時間を過ごしているお年寄りたち。
そこに、坊やが登場!「ぼくにもやらせて」。
小梅には部屋同士に仕切りがなく、保育室とデイルームを自由に行き来することができるのです。
こうやっていつの間にか、こどもたちがお年寄りのレクリエーションに加わることは日常茶飯事!
床は全部、木でできています。
素材を感じながら、お年寄りもこどもたちも素足でくつろぐことができます。
あまりの気持ちよさに、赤ちゃんたちもゴロン。
そこに、お風呂から出て来たおばあちゃんがこんにちは。
「だいぶ大きくなったねぇ~」と声をかけます。
この廊下は、ゆるやかな坂になっているので、「はいはい」の練習にちょうどよいとか。
お年寄りのサポートで、進めるようになった子もいるそうです。
畳でくつろげる静養室は、テラスに向き合っていて日当りもよく、リラックスできる空間です。
テラスには、シャボン玉遊びをしているこどもたち!
遊んでいる光景を見ながらマッサージやおしゃべり・・・。
心から癒されます。
保育室も、木のぬくもりのある明るい空間。
ただ今生後11ヶ月~3歳までの子供たちが、お昼寝をしたりご飯を食べたり・・・一緒に生活しています。
絵本を読むスペースやプレイルーム、お年寄りたちがいるデイルームなどにも自由に遊びに行くことができます。
ときにはこのスペースで、お年寄りがこどもに絵本を読んであげていることも。
リハビリ中にこどもがやってくることもしばしば。
マシンに興味津々のこどもたち。お年寄りに混ざって、一緒に運動♪
【 駄菓子屋さんで・・・ 】
玄関先にある駄菓子屋さんに、地域のこども達がやって来ることも。
値札貼りやお会計には、お年寄りが参加してくれているのです。
【 一緒にお料理! 】
ときには、こどもたちとお年寄りが一緒にお料理することもあります。
この日は桜餅をつくりました!
スタッフがどんなに喜ばそうとしたって、こどもの笑顔には叶わない!?
お年寄りが、こどもの笑顔でどんどん元気になっています。
お年寄りの送迎の時間、こどもたちは既に小梅にいます。
こどもたちにお迎えと見送りもしてもらえるので、小梅に行くのがますます楽しみに。
おじいちゃんおばあちゃんと一緒に住んでいるこどもたちが少なくなってきている、この時代。
お年寄りと接することで異世代交流ができ、コミュニケーション能力に広がりが生まれるとか!
写真は100歳の0歳の100歳差コンビ!
お年寄りの子育ては、今の時代の子育てとまた違っていて新鮮!
こどもを通じて、お年寄りから学ぶことも多く、スタッフにとってもラッキーな環境です。
障がい者も認知症の方も、子供も大人も・・・みんなが地域からはみ出すことなくみんなが幸せで、「ありがとう」が飛び交う・・・それこそが私たちの目指す世の中です。
「小梅」は、そんな世の中づくりの第一歩として、こどもとお年寄り、地域と施設との仕切りを取り払い、誰もが自由に出入りできる場所として誕生しました。
私たちは、この場所を「施設」ではなく「コミュニティ空間」として育てていきたいです。
デイサービスセンター梅本の里・小梅
〒 791 – 0244
愛媛県松山市水泥町961番地
電話:089 – 970 – 8839
FAX:089 – 970 – 8840
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